発熱

小児科で、救急外来を受診される症状で一番多いのが、発熱です。ご家族は発熱自体を怖がり、高熱の場合、脳に障害をきたすのではないかと心配されます。親御さんであれば、高熱を心配するのは当然です。小児科医は発熱の原因について、速やかに明らかにし、ご家族の不安を解消しなければなりません。また、かかりつけ医として、発熱してもどのような発熱なら心配ないか、日頃、お話ししておくことが重要です。
小児の発熱で注意が必要なケースは
- 乳児早期(特に3か月未満)
- 40℃以上
- 基礎疾患のある場合(心疾患、免疫不全など)
- 5日以上続く
- 脱水、呼吸困難、顔色不良、意識障害、けいれん、貧血、強い腹痛を伴う
- 特異的な症状、所見がないのにぐったり・元気ない
などです。