さいたま市の小児科専門医院の院長挨拶

権田医院

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当院の新型コロナウイルス対策

院長挨拶


本音で皆さまと向き合うことをモットーとしています

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小児科の対象年齢は一般に0歳~15歳ですが、当院では、ホームドクターとして、お子さんのご家族も診ています。また、私の父の時代から三代~四代にわたり来院して下さっているご家族もいます。また、私の病院時代に小児科へ受診していたお子さんで、現在、40歳過ぎても当院へ通院されている方もいらっしゃいます。

長年、通院されている患者さんが多いのは非常に嬉しいことですが、更に責任の重さを感じます。一人の患者さんと何十年もお付き合いするのは、信頼関係が続かなければ難しいと思います。小児科医の大切な仕事は未来ある大切な子供たちの命を守り、成人になるまでの身体的、精神的な健やかな成長をサポートすることです。しかし、これは医師だけの仕事でかなうことではなく、家庭における子育てが最も重要であることは言うまでもありません。

私はお母様方に、よくこんなお話をします

私の乳幼児の健診では、成長・発達や理学的所見の異常を見つけるだけでなく、生活習慣についてチェックします。小児期の生活習慣は成人病の発症に影響するといわれています。

そこで、健診の際、「早寝早起き」「偏食のない食習慣」、「健康に良いといわれる和食の摂取」などについて、よくお母さま方にお話しします。お子さんの生活習慣の良くないところを指摘されると少々ムッとされる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、小児期に生活習慣に気をつけることがなぜ必要なのか、子供たちへどのような影響を及ぼすかをデータなどとともにわかりやすく説明するように心がけています。

とはいえ私自身も完璧な子育てをしてきたわけではありません。私の3人の子ども達は30歳代ですが、あの時もう少し褒めて育ててあげれば良かった、こうしてやれば良かったなどと今さらながら思うことが多くあります。今は孫のような小さな子供たちの成長を、小児科医としてしっかりと温かく見守りたい、そんな想いでお母さんたちと話をするようにしています。

本気、本音の大切さ

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親御さんとの信頼関係がなければ5年、10年と長い間、お子さんを診療していくことはできません。本音でいつもお話ししなければ信頼されないと思っています。子育ての方法について、間違っているところを指摘しますと熱心に取り組んでいる親御さんほど、心外に思う方が多いようです。

しかし、現在、インターネット社会になり間違った医学情報、育児法などが簡単に広がってしまっている状態です。お母さま方の話を聞くとびっくりするような育児法が出てきます。情報過多で混乱し、間違った情報を信じ、不安な親御さんの少しでも手助けができるよう頑張りたいと思います。

わかりやすさの追求

信頼関係のためにもう一つ必要なことは、「わかりやすく伝える」ことだと思っています。わかりやすく伝えることで、お母さま方の理解が深まれば、よけいな心配もなくなります。

たとえば予防接種に関しても、接種の際、紙に書かれた注意書きだけをわたすクリニックが少なくないなか、当院ではできるだけ口頭でデータ等もわかりやすく説明するようにしています。小難しい書面を人はなかなか読まないものです。伝えたい大切なことを口頭で、わかりやすくお話しをする、また、来院した際、同じ内容でも繰り返しお話をすることがポイントだと思います。

権田医院は、地域に根付いた小児科専門のクリニックです

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小児科における検査は内科にくらべ慎重にやらなくてはなりません。病院の小児科外来、救急外来で初診時、多くの項目を検査する施設が多いようです。しかし、小児の全身を流れる血液量は大人に比べ少ないわけですから、採血量をなるべく少なくするため、大人と同じように多くの項目を検査すること、放射線の被ばくを考えないで安易にレントゲン検査をすることなどは当院では控えたいと思っています。当院でも病状に応じて、生後間もないお子さんでも採血、レントゲン撮影を行なっていますが、必要最小限にとどめています。現在、アレルギーの検査等をしてほしいと来院する親御さんが多くいらっしゃいますが、良く症状を聞いて、検査が必要なケースのお子さんのみ、なるべく少ない採血量で実施しています。

少し長くなりましたが、小児科医としての私の想いを語らせていただきました。このように私は、本音で話ができる小児科医、大切な子どもたちの成長を共に見守ることをモットーとして、日々、子どもたち、親御さんと向き合って診療しています。

心配なこと、不安なことはどうぞ遠慮なく私どもにご相談ください。

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