今シーズンのインフルエンザの発生について
院長ブログ
明けましておめでとうございます。
今シーズンのインフルエンザの発生についてお話します。
昨シーズンは11月~12月にかけて、ほとんどインフルエンザの流行がなく、1月末から2月にかけて大流行しました。10年ぶりの珍しいパターンでした。
今シーズンは現在のところ例年にみられるパターンです。11月~12月にかけて、さいたま市内の数クラスでインフルエンザによる学級閉鎖がありましたが、インフルエンザ患者数は大流行までいきませんでした。例年、大寒を過ぎるころから、インフルエンザの流行が本格的になります。外出後の手洗い、うがいを心がけ、充分な休養と栄養をとるようにしてください。
今シーズン、当院でインフルエンザの診断(インフルエンザ迅速診断陽性例)をした患者さんは78名いらっしゃいました。(H29.1.11現在)その内訳は77名がA型で、1名がB型インフルエンザでした。その中で、9名の患者さんに遺伝子検査(PCR)をしましたところ、全例がAH3でA香港型でした。
当院でのインフルエンザ患者さんの分析はさいたま市健康科学研究センター、埼玉県衛生研究所からの情報(H29.1.11発行)と今日現在、ほぼ一致するものでした。